働く人を支える 現場を変える アシストスーツ

HAL®の事例

救命活動に集中するために――
救急隊員が全力で活動できる体制を目指して

海老名市消防本部様

アシストスーツに着目したきっかけは?

体に負担がかかる動作の多い仕事です。腰痛に悩む職員もいます。職員の体を守っていくために、腰への負担を軽減できるもの、腰痛を予防できるものはないか? という思いは常にありました。
また、近年、女性職員も増えています。男性職員との体格差を補えるものがあればと、普段から情報収集をしていました。

HAL®をどこで知りましたか? その印象は?

つくば市消防本部のHAL®導入検証記事で知りました。記事を読んだ時は半信半疑でしたが、つくば市消防本部に問い合わせをして様子を聞き、デモを見学して「これだ」と思いました。

どのようなシーンでHAL®を活用しますか?

救急隊へ導入しました。指令を受けた後に、HAL®を装着して現場へ出動、傷病者を現場から救急車、救急処置室へ搬送するまでが主な活用シーンになります。

具体的にHAL®が有効と思われる場面を教えてください

  • ストレッチャーから手足がはみ出すような、体格の大きな傷病者を搬送する場合
  • エレベーターのない共同住宅で、階段を使って搬送する場合
  • 道路が狭い、高低差がある等で救急車が近づけず、傷病者がいる位置まで距離がある場合

などです。

HAL®以外のアシストスーツはお試しになりましたか?

4社のアシストスーツの装着体験を行いました。いずれも消防の現場には向いていないと感じました。
具体例として、屋外での活動に必要な防水性、衝撃への耐久性、救急車内や狭い現場では動きにくいスーツの形状、です。

HAL®の導入まで、どのようなプロセスで進めましたか?

当市の場合、次年度の予算確保に向けて8月頃から準備を始め、3月の議会承認を経て予算が確定することから、導入までかなりの時間を費やします。
契約部局との打ち合わせと並行して、職員向けにHAL®の詳細や導入後の活用をレクチャーしたり、見学や体験をしてもらったりと、周知活動を進めていきました。

職員のみなさんの、最初の反応はどうでしたか?

救急隊とはいえ体幹※がしっかりしていますから、最初は受け入れがたかったようです。アシストスーツには頼らない、やり方次第で腰を傷めない方法はあるという声がありました。
※一般的に、体幹を強化することで腰痛の予防になると考えられています。

HAL®の体験では、どのような動作を試しましたか?

男性・女性含め10名程の職員がHAL®を装着し、ストレッチャー、バックボードの持ち上げ、土のうの持ち運び動作を繰り返し行ないました。

体験時の職員のみなさんの反応は?

動作が楽になる、持ち上げる時の腕の動きも助けてもらえる、力を入れる瞬間を的確にアシストされている等の感想がありました。
最初に難色を示していた職員も、HAL®を装着することで身体への負担を軽くできるなら、使わないのは損だという考えに変わったそうです。
※救急車内の救命デモは、救命訓練用の人形を使用しています。

安田産業とのコミュニケーションはいかがですか?

最初、サイバーダイン社にコンタクトを取ったということもあり、打ち合わせに同席されていた安田産業さんとは、どういうお付き合いになっていくのか、正直、わかりませんでした。 ですが、導入の準備を進めていくにあたり、相談ごとひとつひとつ対して丁寧な対応、親切なフォローをしていただき、本当に頼りになる存在でした。
市の契約部局に「詳しい話を聞きたい」と言われた時、契約部局への説明をサポートしていただいたおかげで、その後の話がスムーズに進んだことが印象的でした。

HAL®活用について、今後の展望を教えてください

現在、救急隊4隊に各1台ずつ導入していますが、消防隊等への導入も視野にいれています。

HAL®導入を検討している方へ、メッセージをお願いします

近隣消防や市の他の部からも興味がある・見に来たいという問い合わせがきていますので、情報発信していければと思っています。
ただ個人的には、評判を聞く、インターネットで情報収集するよりも、とにかくデモを見る・体験してみることで得る情報のほうが多かったので、まずは実際に、“HAL®を体験する”ことをおすすめしたいです。

海老名市消防本部 のみなさま 
ありがとうございました!

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