人の健康を支える医薬品製造に、真摯に向き合うために
働き手を支え、多様なニーズに応える製造環境を目指す
生産管理課では数年前から省人化・省力化の検討を進めています。
この検討を行うタイミングで、物流部門から業務に伴う腰痛についての意見を聞くことがありました。一方、製造現場からは、作業負荷の高さによっては計画通りの日程で対応出来ないケースがあると聞きました。また、腰痛で休職者が発生した際には、生産計画の変更依頼を受けたこともありました。
そのような中、展示会でアシストスーツの存在を知り、作業負荷軽減・腰痛対策に有効ではないかと考えていました。
「省人化」、「腰痛予防」等のワードでwebを検索したところ、安田産業(株)様のホームページに行きあたり、そこで、初めてHALを知りました。
否定的な意見が無い訳でもありませんでしたが、概ね好評でした。デモでHAL®を装着した参加者からは、次のようなコメントがありました。
※秤量:原薬・添加剤などの原料を決められた量だけ正確に計量する作業
3、4社のアシストスーツを試しました。
背中に背負うタイプは、装着時に体に触れる面積が広く、長時間の使用ではムレによる不快さを感じました。
低価格帯のものも試しましたが、左右にひねる動作にアシストが追い付かず、実作業での使用には難がありました。
装着した際のフィット感、重量、長時間の使用、デモ体験参加者の意見を総合的に検討した結果、どれも採用には至りませんでした。
まずは安田産業(株)様に連絡し、導入デモを実施しました。
デモ参加者の率直な感想、HALを利用することによる業務改善、効果的な運用アイデア等をアンケートで回答してもらいました。
それらの意見と、費用対効果や予算の確保を検討した後、社内で月次に開催される経営陣参加の会議にて導入を諮り、承認を得ました。
大きな課題は無かったと感じています。
あえて挙げると、「作業が〇秒短縮できます」、「作業者数を〇人減らせます」等のわかりやすい指針を出しにくいことから、導入について様々な意見上がったことです。
とはいえ、安田産業(株)様から事前にお示しいただいたアドバイスや導入事例のおかげで、スムーズに議論を進めることができました。また、腰痛予防に対する経営陣の理解もあり、導入まで辿り着くことができました。
輸送便(トラック)から倉庫へ、倉庫専用パレットを積み替える作業です。多い時は25kg×300袋、12~13kg×700梱を1日で積み替え処理します。
1梱=10kg程度の製品入り段ボールを、出荷専用パレットへ積み替える作業です。最大で 3,000梱包を超えることもあります。
作業量が少ない時は効果を感じにくいのですが、入荷・出荷準備作業が多い日は、疲労度が確実に軽減されています。また、腰痛予防には効果があることを感じています。
腰が痛いという話を、あまり聞かなくなりました。また、負荷の高い作業に対するマイナスイメージが減少したように思います。
製造部門(直接製造現場)への導入を検討・試用を実施しています。クリーンルーム内でデモを行ったところ、原料の紙袋解体作業(上げ下げ・左右の動き)、錠剤小分け作業(中腰での動き)で、装着者には好評でした。
また、作業によっては移動距離が長くなるケース(搬入・搬出時は2万歩以上)もあるため、歩行アシストとしてのHAL着用も視野にいれています。
契約前はもちろん、契約後も多くの情報提供をいただいており、コミュニケーションは万全であると感じています。今のところ故障事例もありませんが、充分にケアいただいており不安要素はありません。
HAL®を導入したことで省力化に繋がりました。また、腰痛予防、作業負荷低減には確実に効果が出ています。機械化が難しい作業においては、アシストスーツの活用が一番効果的なのではと実感しています。
生晃栄養薬品株式会社のみなさま
ありがとうございました!